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少し前のことになってしまうが、
祖父の法事で父の実家へ行った。 仕事の都合で学生の頃は毎年帰っていたのだが、 一応ダメな自分でも社会人となってから、 一度も帰っていなかった。 会社で貰える夏休はたったの「2日」。 2日で四国往復はできないことはないが、つらいものがある。 1週間は長い気がするが、2日だと足りない。 そんな思いもあり、約3、4年帰っていなかった。 そしてこの前帰ったとき、少しかわっていた。 隣の川は色々と保装がされるようになり、 小さかった頃、びしょぬれになって遊び、泳いだ川。 肩の方まであった気がする水かさが、 もう膝くらいの水かさになっていた。 いくら自分が身長が高くなったとはいえこれは正直寂しいものがあった。 一番かわったのが、やはり祖母。 年齢も年齢だからしょうがないものがあるが、 私の記憶では3、4年前の元気な姿であったのが、 今はチューブをつけ、酸素を貰い、小さかった祖母が、 又少し小さくなった気がした。 失礼だが、ちょっとショックだった。 自分で歩いて、洗濯物取り込んだり、たたんだり、新聞読んでいたり、 そんな祖母しか記憶に無かったから、現実とはいえ少し悲しい。 ほんの少しだが、痴呆が出てきたと言っていたが、覚えててくれてなにより。 凄く小さくて、ほんのりひやりとした祖母の手を握り、 廊下をゆっくりゆっくりゆっくり歩いたとき、 そういえば祖母と手をつないで歩いた記憶があまり無いような気がした。 こんな時にそんな風に思うなんてなんだか変な気がするが。 暖かく晴れた日、 庭で母に髪の毛を切ってもらった。 ばっさりと10cm程切られたのだが誰も気がついてくれなかったw 私の次に祖母も母に髪の毛を切ってもらった。 さっぱりして、ピンで髪留めをしていた祖母が可愛かった。 元気な時の祖母とかわらない笑顔だった。 その日の夜、 空をふと見上げた。 小さな頃からかわらない空がそこにはあった。 天然のプラネタリウム。 東京では絶対みることのできないであろう、 特別な空がそこにある。 数えるくらいのほしではなくて、本当に数えきれない程の星。 本当に綺麗で感動する。呆然としてしまう。 時が進み自分も、両親も、祖母も、叔母もみんな歳を取り 街も風景も変わっていくけど、 あの空だけは私の小さい頃みたのとかわらなかった。 失礼な言い方かもしれないけど、 それが少しだけ、ほんの少しだけどなんだか心がほっとした気がした。 スポンサーサイト
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